宇都宮の事件のこと

ZIGねこ

2010年01月26日 10:04

先日のNHK「追跡!AtoZ」でも取り上げられた事件ですが
1月24日付、東京新聞に詳細が掲載されたようです。記事→こちら


2005年、宇都宮市内の住宅街で
男性が動物愛護をうたうNPO法人をたちあげた。
飼い主が世話できなくなったペットを
1匹数万円で引き取る事業。


新聞広告やチラシには「保健所イコール死」
「殺す前に相談を」・・という文句が躍った。


その手口は・・
飼い主から犬やねこを有料で引き取り


売れそうな犬は転売してしまう。


売れない犬は満足な世話もせず放置。


衰弱していく犬たち。

 


トラブルが浮上する。飼い主が動物の返還を求めても応じない。


近所の住民らは男性宅の庭先で汚物にまみれ衰弱した犬を何匹も目撃。

 

 


引き取ったはずのペットは
「けがした犬を拾った」などの理由で
市保健所に持ち込まれていた。
犬猫やキジを含め、その数約四十匹。
数匹はやむなく殺処分された。


住民らは県などに環境改善を求め
700人分の署名とともに陳情書を提出。
行政の指導を受け男性は事業を停止した。
動物愛護団体「日本動物福祉協会栃木支部」は
動物愛護法違反などの疑いで告発。

同支部は「数年も前から問題が分かっていながら
動物を救う手だてはなかったのか。
再び同じ問題が起こればたくさんの命が奪われる」と話す。

警察庁によると、2008年に同法や狂犬病予防法違反の疑いで
送検されたのは全国で323件。悪質な業者が年々増える傾向にある。

(上記「NHK追跡!AtoZ」と、東京新聞の記事の一部をまとめたものです。)

悪い人間がいるニャンな。。(ため息)

                        我が家の憂いネコ?  トラさん 7歳半(♂)

飼い主が飼養放棄さえしなければ、こんな事件も起こらないはず。
でも、中にはただ単に「不要だから」と飼養放棄したのではなく
飼い主さんの急死とか、長期入院とか、そんな理由の人もあったかもしれません。
我が家とていつ何が起こるかわからないのですから他人事ではないです。

世の中に悪の絶えることはなく、こちらが気をつけるのが一番ですが
NPO法人と肩書に、つい信用してしまったのかもしれないと思います。
社会の動きの速さに、法の整備が追いついていません。

第4回「動物愛護管理法を見直すの会」の記事こちら


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