しがわん♡しがにゃん

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Posted by 滋賀咲くブログ at

久しぶりに「あんだんて」

2010年03月23日

連休の谷間の日曜日に久しぶりに「鈴虫寺」に行って来ました。
10年以上前に友人に連れて行ってもらったのが最初で
それからほぼ毎年のように行っていました。
願い事がある友人といっしょに、そしてときにはのんびりひとりで。

目的は鈴虫寺だけじゃなくて、ここ「カフェあんだんて」


女性のオーナーさんがひとりでお店をされています。


その方とお会いするのが楽しみのひとつでもあり。
 
 
手作りの大きなケーキやおいしい紅茶。

 
 
 
 
連休の前に、山口県の友人から電話がかかって来ました。
ダンナ様が凄まじい交通事故に遭われて、なんとか命だけは繋がったのだけど
「23日の手術が成功するように、鈴虫寺にお願いに行きたい」・・と。

週末や連休、行楽時期は鈴虫寺の前に、何百人もの長い行列が出来る・・
そう聞いていたので、今までそういうときは避けていたのですが。。
 


連休の谷間、生憎の空模様なのに、この人、ヒト、ひと・・・
石段のずっと上の方にお寺の門が見えます。

 
お寺でお話しを聞き、お茶とお菓子をいただいて、下りて来たら・・

 
あれからどんどん増えて、行列の長さは何倍にもなっていました。



 
ほぼいつも、自分のための願いごとをすることはなく
今回は迷い猫ちゃんが無事見つかりますように、と
手を合わせていて・・・・ふと思い出しました。
4~5年前にも迷い猫さんのために、こうして祈ったことがありました。
 
 
わたしの息子よりちょっと年上の、福島県に住むその迷い猫の飼い主さんは
若い時にご両親を亡くし、迷子になったのは亡くなったお母さんの愛猫でした。
お母さんはある日突然倒れられて、他府県の勤務地から駆け付けたときには、既に。。
そんな思いのあるネコちゃんだったので、それはそれは必死に捜索されていました。

チラシを配り、いくつか情報をもらううち、交通事故に遭ったネコちゃんの情報が入り
自分のネコだと確信し、亡骸を家に連れて帰ったそうなのですが・・。

雨土で汚れたネコちゃんを、お風呂でキレイに洗ってあげていたとき
保護時にくるりと巻き込んでいたシッポの内側を見えて・・
なんと、迷子になった子とは違う性別だったのです。
でもそれも何かの縁と、その子を自分の家猫として弔ってくれました。
家には他にも、それまでに保護した2~3匹のネコちゃんがいて
仕事、ネコの世話、捜索、忙しい毎日だったようですが。

捜索をしていると、いろんな猫に出会うそうで
あるとき、その子にそっくりなノラちゃんを家の子にしたと聞きました。
けして、迷い猫になった子を諦めたわけでないのですが
迷子になった子は、そのとき11歳。
お母さんが寂しくなって、天国から呼んだのかもしれないと。

 
小さな小さな命・・
その命に寄せる思い・・

迷子になった子に寄せる思い・・
亡くなった子に寄せる思い・・
あきらめなければならない命への思い・・


  
どんな立派な言葉を掲げた行為でも
その心が伴わないのは寂しい。


あんだんて・・歩くような速さで・・
心を失くさないで・・

合掌。



Posted by ZIGねこ at 23:28 Comments( 0 ) その他