久しぶりに「あんだんて」
連休の谷間の日曜日に久しぶりに「鈴虫寺」に行って来ました。
10年以上前に友人に連れて行ってもらったのが最初で
それからほぼ毎年のように行っていました。
願い事がある友人といっしょに、そしてときにはのんびりひとりで。
目的は鈴虫寺だけじゃなくて、ここ「カフェあんだんて」

女性のオーナーさんがひとりでお店をされています。

その方とお会いするのが楽しみのひとつでもあり。
手作りの大きなケーキやおいしい紅茶。

連休の前に、山口県の友人から電話がかかって来ました。
ダンナ様が凄まじい交通事故に遭われて、なんとか命だけは繋がったのだけど
「23日の手術が成功するように、鈴虫寺にお願いに行きたい」・・と。
週末や連休、行楽時期は鈴虫寺の前に、何百人もの長い行列が出来る・・
そう聞いていたので、今までそういうときは避けていたのですが。。
連休の谷間、生憎の空模様なのに、この人、ヒト、ひと・・・
石段のずっと上の方にお寺の門が見えます。

お寺でお話しを聞き、お茶とお菓子をいただいて、下りて来たら・・

あれからどんどん増えて、行列の長さは何倍にもなっていました。

ほぼいつも、自分のための願いごとをすることはなく
今回は迷い猫ちゃんが無事見つかりますように、と
手を合わせていて・・・・ふと思い出しました。
4~5年前にも迷い猫さんのために、こうして祈ったことがありました。
わたしの息子よりちょっと年上の、福島県に住むその迷い猫の飼い主さんは
若い時にご両親を亡くし、迷子になったのは亡くなったお母さんの愛猫でした。
お母さんはある日突然倒れられて、他府県の勤務地から駆け付けたときには、既に。。
そんな思いのあるネコちゃんだったので、それはそれは必死に捜索されていました。
チラシを配り、いくつか情報をもらううち、交通事故に遭ったネコちゃんの情報が入り
自分のネコだと確信し、亡骸を家に連れて帰ったそうなのですが・・。
雨土で汚れたネコちゃんを、お風呂でキレイに洗ってあげていたとき
保護時にくるりと巻き込んでいたシッポの内側を見えて・・
なんと、迷子になった子とは違う性別だったのです。
でもそれも何かの縁と、その子を自分の家猫として弔ってくれました。
家には他にも、それまでに保護した2~3匹のネコちゃんがいて
仕事、ネコの世話、捜索、忙しい毎日だったようですが。
捜索をしていると、いろんな猫に出会うそうで
あるとき、その子にそっくりなノラちゃんを家の子にしたと聞きました。
けして、迷い猫になった子を諦めたわけでないのですが
迷子になった子は、そのとき11歳。
お母さんが寂しくなって、天国から呼んだのかもしれないと。
小さな小さな命・・
その命に寄せる思い・・
迷子になった子に寄せる思い・・
亡くなった子に寄せる思い・・
あきらめなければならない命への思い・・
どんな立派な言葉を掲げた行為でも
その心が伴わないのは寂しい。
あんだんて・・歩くような速さで・・
心を失くさないで・・
合掌。
10年以上前に友人に連れて行ってもらったのが最初で
それからほぼ毎年のように行っていました。
願い事がある友人といっしょに、そしてときにはのんびりひとりで。
目的は鈴虫寺だけじゃなくて、ここ「カフェあんだんて」

女性のオーナーさんがひとりでお店をされています。

その方とお会いするのが楽しみのひとつでもあり。

手作りの大きなケーキやおいしい紅茶。

連休の前に、山口県の友人から電話がかかって来ました。
ダンナ様が凄まじい交通事故に遭われて、なんとか命だけは繋がったのだけど
「23日の手術が成功するように、鈴虫寺にお願いに行きたい」・・と。
週末や連休、行楽時期は鈴虫寺の前に、何百人もの長い行列が出来る・・
そう聞いていたので、今までそういうときは避けていたのですが。。
連休の谷間、生憎の空模様なのに、この人、ヒト、ひと・・・
石段のずっと上の方にお寺の門が見えます。

お寺でお話しを聞き、お茶とお菓子をいただいて、下りて来たら・・

あれからどんどん増えて、行列の長さは何倍にもなっていました。

ほぼいつも、自分のための願いごとをすることはなく
今回は迷い猫ちゃんが無事見つかりますように、と
手を合わせていて・・・・ふと思い出しました。
4~5年前にも迷い猫さんのために、こうして祈ったことがありました。
わたしの息子よりちょっと年上の、福島県に住むその迷い猫の飼い主さんは
若い時にご両親を亡くし、迷子になったのは亡くなったお母さんの愛猫でした。
お母さんはある日突然倒れられて、他府県の勤務地から駆け付けたときには、既に。。
そんな思いのあるネコちゃんだったので、それはそれは必死に捜索されていました。
チラシを配り、いくつか情報をもらううち、交通事故に遭ったネコちゃんの情報が入り
自分のネコだと確信し、亡骸を家に連れて帰ったそうなのですが・・。
雨土で汚れたネコちゃんを、お風呂でキレイに洗ってあげていたとき
保護時にくるりと巻き込んでいたシッポの内側を見えて・・
なんと、迷子になった子とは違う性別だったのです。
でもそれも何かの縁と、その子を自分の家猫として弔ってくれました。
家には他にも、それまでに保護した2~3匹のネコちゃんがいて
仕事、ネコの世話、捜索、忙しい毎日だったようですが。
捜索をしていると、いろんな猫に出会うそうで
あるとき、その子にそっくりなノラちゃんを家の子にしたと聞きました。
けして、迷い猫になった子を諦めたわけでないのですが
迷子になった子は、そのとき11歳。
お母さんが寂しくなって、天国から呼んだのかもしれないと。
小さな小さな命・・
その命に寄せる思い・・
迷子になった子に寄せる思い・・
亡くなった子に寄せる思い・・
あきらめなければならない命への思い・・
どんな立派な言葉を掲げた行為でも
その心が伴わないのは寂しい。
あんだんて・・歩くような速さで・・
心を失くさないで・・
合掌。